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手紙

手紙    (著) 東野 圭吾
                      
+ + +あらすじ+ + +
兄が自分の進学費用の為に強盗殺人を犯した。
しかし、そのせいで進学、恋愛、就職と、直貴が幸せをつかもうとするたびに、
「強盗殺人犯の弟」という運命が立ちはだかる苛酷な現実。
いつか罪は償えるのだろうか。
自らの幸せを願う直貴は最後の手紙を兄に書く・・・。
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最近、東野 圭吾さんが続いてます。

読み終わったのが夜だったけど、これが原因なのか・・・
夜眠れませんでした。
ただボーーッとしていただけだったんだけど3時半まで眠れなかった。
明日早いのに(涙)

自分の為とはいえ強盗殺人で捕まった兄の影響は小さなものではなく
常に悪い結果を迎えてしまう弟。

そんな時に毎月来る一通の手紙。
前略・・・から始まる兄の手紙には、弟がどんな思いで生活をしてるのか
知るよしもしないのん気な文章。

最初のうちは自分が原因と思い自由を失った兄の慰めにと
返事を書いていたけど、だんだん、だんだんとイライラと不満が募る。

そんな世の中の不満を感じてたころに電気屋の社長の言葉は良かったと思う。
厳しいこと言われても、アドバイスじゃないんだけど
現実(?)を言ってくれた人に出会えたことがよかったよね。
なかなか自分の考えってかえられないけど、ポンッと誰かが一言、
何気ない一言でも言ってくれると目が覚める時ってあるんだよね(笑)

『なんで俺達生まれてきたのかな?』

最後の最後に流した涙は弟の本当の素直な気持ちが見えて切なくて苦しかった(>ε<)

↓花男の感想↓
重くせつねー話しだ。
理解できる部分とできない部分、差別についての認識とか、知らず知らずにしてること。
むう、すげーなぁ。世界が。発想が。
ストーリーは始めの30ページくらいでだいたい読めたが、
細部の感情の機微はおれの全然浮かばない世界だったね。

映画の感想は→こちら

by oct19ky | 2006-11-04 23:59 | ☆本